『単なる“青春モノ”ではない!』
原作が「花より男子」の神尾葉子だったので、何気なく見始めました。
原作のマンガも知らないし、期待していたわけでもなく見てましたが、気がつくと夢中になっていました。
主人公の少女は、売れっ子の子役だったが、ある事件をきっかけに引きこもりになってしまう…。
本来なら高校生として生活しているはずが、主人公は引っこもったまま。
ある時、フリースクールという存在を知り、そこに通い始めることで、彼女は少しずつ変わっていく…。
引きこもりだったにもかかわらず、元々俳優としての才能があったため、最終回では女優として復帰している。
話の展開だけをみると、うまくいきすぎな単純なドラマと思ってしまいがちですが、それだけではありません。
主人公が通うフリースクールというものの存在と、そこへ通っている生徒たち。
なぜ、フリースクールというものが必要なのか?ということを考えさせられます。
通っている生徒たちの理由は様々ですが、決して社会から逃げているわけではないということです。
今は社会から少し離れたところにいるかもしれないが、何とかして、社会の中に入っていこうと頑張っているのです。
その象徴が、主人公なのではないかと思います。
一度、社会から離れてしまうと、戻るにはかなりの勇気が必要だと思います。
このドラマの主人公のように、うまくはいかないかもしれません。
それでも、このドラマを見て、少しでも勇気を持ってくれることを願います。